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会長挨拶

同窓会活動に課題ありNEW

2023年 同窓会誌より

 令和5年度の山高同窓会総会が、久しぶりに盛大に開催されますことを心からお慶び申し上げます。
 ご承知のとおり、新型コロナウイルスの感染症法上の位置づけが5月8日から季節性インフルエンザと同じ「5類」に代わり、我々の社会経済活動もコロナ前にほぼ戻ってきました。
 そのような状況の中、今年の当番期(97 期、112 期、121 期)の皆さんには、8月の同窓会総会を開催すべく、応援券(旧賛助券)・記念品の販売や記念誌への広告掲載のお願い、同窓会誌の発刊などの諸準備に精力的に取り組んでこられました。当番期の支援あっての総会開催であり、皆さんのご尽力に対し心から敬意を表します。
 ただ3年にわたるコロナ禍は、我々の生活はもちろん、同窓会活動にも多大な影響を与えました。
この機会に、これまでの同窓会活動を振り返り、今後の課題等について考えてみたいと思います。
 現在の山高同窓会は、昭和26 年設立の新制山高同窓会と従来からあった旧制山中同窓会(明治36 年設立)が昭和35 年(1960 年)に統合してスタートしました。そして、昭和42 年度の同窓会総会から、当番期を定めることとされ、その新形式による第一回総会が約350 名の参加のもとで盛大に開催されました(山口県立山口高等学校百年史より)。以来、当番期などの尽力により、今日では、約500 名から600 名の皆さんが参加されるようになったのです。
 また、当番期の皆さんが毎年8月の総会開催に向けて賛助券の販売等に精力的に取り組まれる中から生み出された財源を活用して、母校の学校活動・部活動への支援や総会の開催、同窓会事務局の維持が図られてきました。13 の同窓会支部においても、それぞれ独自性を発揮しながら活動を続けてこられました。
 しかし、2020 年に入り中国を発端とする新型コロナウイルスの感染者が我が国においても拡大したことから、同窓会の本部・支部とも一部を除き総会が中止に追い込まれてしまいました。本部では、昨年、ようやく規模を縮小しての総会開催に踏み切りましたが、今年も支部総会の中止が相次いでおり、十分な応援券・記念品の販売活動などができず、収入が大きく減少する見通しとなっております。
 したがって、今年の総会は、参加者から別途会費をいただく方式に変更させていただきましたが、今後とも基本的には、諸先輩が築き上げてこられた同窓会活動(総会開催と母校への支援)を継続しながら、同窓会活動の財源確保対策について検討していく必要があると思います。
 また、山口高校は、1994 年には1年生が全て男女ミックスクラスになり、1997 年には2年の文系クラスに女子の数が男子より多いクラスが出現しました(山口高等学校創立150 周年記念誌より)。したがって、2030 年頃には、当番期の約半数を女性が占めることになるのです。今後、如何にして女性や若い同窓生の皆さんが参加しやすい同窓会にしていくのか、このことが今後の最も重要な課題になってくると考えています。
 同窓生の皆さんには、これらの課題を含めて、同窓会の在り方や活動について忌憚のないご意見をいただくよう、よろしくお願いいたします。

 最後に、昨年2月のロシアによるウクライナへの侵攻を契機に、民主主義国家と権威主義国家等との新たな対立が鮮明になっています。また、昨年7月には、安倍元総理の銃撃事件が起き、国政にも様々な影響を与え続けています。私たちは今、国際的にも国内的にも先行き不透明な混迷と不安な時代を迎えているのではないでしょうか。
 このような時だからこそ、我々同窓生は、今年のスローガン “ 未来創造 熱球魂を胸に”、直面する諸課題に立ち向かい、乗り越えていかなければなりません。共に頑張りましょう。
 
山口高等学校同窓会 会長
二井関成(普通科67期)
 

 

 

 
 
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